内容説明
童謡「ぞうさん」「花の街」、オペラ「ひかりごけ」「夕鶴」など多くの名曲を世に出した大作曲家のもう一つの顔は森羅万象を鮮やかな切り口で料理する名随筆家。一九六四年、東京オリンピックの年に雑誌連載で始まった『パイプのけむり』シリーズは三十七年の長きに渡って書き続けられた。日本はもちろんアジア、欧州、中東まで、幅広いエリアを舞台にした作品はまさに珠玉。本書はその中から「食」に関するものだけを厳選。
目次
河豚
薬研堀
鮨
螺汁
金米糖
草野粥
韃靼風生肉
搾菜
アヴォカド
陳皮梅〔ほか〕
著者等紹介
團伊玖磨[ダンイクマ]
1924年東京生まれ。作曲家。祖父は男爵・團琢磨氏。名随筆家として知られ、三十七年間に渡り書き続けられた『パイプのけむり』シリーズは大人気を博した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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