内容説明
グローバル化が進む中、東アジアの企業社会では新たな価値基準のもとにCSRが展開されている。本書は、日中韓三国の研究者が連携して2010年度に行った、日中韓三国の国連GC参加全企業を対象にしたサーベイ調査、三国の先進企業のCSR活動に関するグッド・プラクティス調査、東アジア独自の社会的責任経営企業評価システムの構築、などの調査研究の成果を集めたものであり、東アジア規模での初めての本格的な調査報告、研究書である。
目次
第1章 東アジアの国連GC参加企業における国連GC/CSR活動の調査研究(中国‐日本‐韓国 国連グローバル・コンパクト共同調査2010;参加、遵守、インパクト「中国‐日本‐韓国 国連グローバル・コンパクト共同調査2010」の解説;国連グローバル・コンパクトに関する中日韓共同調査の業種別分析)
第2章 東アジアの国連GC参加企業におけるCSRグッド・プラクティスの研究(日本企業によるCSRの展開;対象企業のCSR活動の概要;注目すべきCSR活動の事例;中国、韓国におけるCSR活動)
第3章 東アジアのCSR専門研究者によるCSR企業評価(EAST ASIA30と日中韓三国の専門家委員の関与;資料 EAST ASIA30による顕彰企業リスト)
第4章 CSRに関する国際基準と東アジアにおける展開(女性のエンパワメント原則の展開可能性;国連グローバル・コンパクトのコミュニケーション・オン・プログレス(COP)の状況から見た各国のCSR情報開示傾向)
資料 東アジアにおける国連GC/CSR関連文献
著者等紹介
江橋崇[エバシタカシ]
法政大学法学部教授。法政大学現代法研究所国連グローバル・コンパクト研究センター長。平和フォーラム代表。市民立法機構運営委員。日韓市民社会フォーラム運営委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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