内容説明
ポスト構造主義の「外部」へ。原子爆弾投下後の世界におけるアメリカの超越的欲望を論じた「世界が標的となる時代」ほか、理論と言語の閉鎖的空間を問いに付す三篇。
目次
序論 アメリカ合州国におけるヨーロッパ発の理論
第1章 世界が標的となる時代―原子爆弾、他者性、地域研究
第2章 言及性への介入、あるいはポスト構造主義の外部
第3章 文学研究における比較という古くて新しい問題―ポストヨーロッパという視点
著者等紹介
チョウ,レイ[チョウ,レイ] [Chow,Rey]
1957年、香港生まれ。スタンフォード大学で博士号取得。ミネソタ大学助教授、カリフォルニア大学アーヴァイン校教授、ブラウン大学教授を経て、現在、デューク大学アン・フィロール・スコット文学教授
本橋哲也[モトハシテツヤ]
1955年、東京生まれ。英国ヨーク大学大学院にて博士号取得。東京都立大学人文学部助教授を経て、東京経済大学コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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