出版社内容情報
オーストリアを代表する作家の膨大な日記の完訳。時局に対する主張,作品の構想.草稿をも含み,謎に満ちた作家の生涯と作品を解読するための鍵を提供する。
内容説明
オーストリアの作家ローベルト・ムージル(1880―1942)の19歳(?)から死の前年61歳までの日記。しかしこの日記は、たとえばトーマス・マンやシュニツラーのように公表を予期して書かれた「私生活」の記録ではなく、ムージルがあくまで自分のための覚書として書いたいわば「私思考」の記録である。
目次
1899年?‐1904年、あるいはそれ以後
1899年?‐1905/6年
1904/05年
1905年4月2日‐1908年、あるいはそれ以後、およそ1918/19年
1907年2月11日‐4月24日
1910年8月8日‐1911年10月14日、もしくはそれ以後
1911年11月29日‐1912年3月7日、およびそれ以後
1913年3月30日‐1914年1月11日
1914年5月‐8月、あるいはそれ以後
およそ1915年‐1920年〔ほか〕