中国語で残された日本文学―日中戦争のなかで

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588460081
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1095

出版社内容情報

日中戦争勃発前に中国に亡命した鹿地亘.池田幸子らの作家たち,前線で捕虜となり,あるいは解放区で生きることを選んだ兵士や女性たちの作品を発掘し,評価する。

内容説明

中日戦争勃発の前に中国に亡命した作家たちと、前線で捕虜となり、あるいは解放区で生きることを選んだ兵士や女性たちの作品を発掘し評価する。

目次

第1章 中国抗日戦争期の鹿地亘の活動と創作
第2章 池田幸子の反戦創作活動
第3章 中国で創作活動の頂上を迎えた長谷川照子
第4章 陜甘寧辺区とその他の抗日根拠地での日本反戦文学
第5章 戦争捕虜から産み出された日本反戦文学
第6章 報告文学論
第7章 小説論
第8章 詩歌論
第9章 田村俊子の中国での足跡―人道社会主義者の悲壮な歩み

著者等紹介

呂元明[リーユエンミン]
1925年、中国遼寧省丹東市に生まれる。本籍は山東省乳山県。ペンネームは日月。幼少年期、父について山東省・遼寧省・吉林省を転々とする。日本の敗戦を臨江近くの鉄鉱山で鉱夫として迎えている。1947年初めより長白師範学院歴史地理系(吉林市)、吉林大学社会科学系(同)で学ぶ。1950年、東北大学(長春市。現・東北師範大学)文学院国文科を卒業後、同校で教鞭をとる。外国文学教育研究室主任、日本文学研究室主任、同学学術委員会副主席を経て、現在、東北師範大学教授、吉林省中日韓文化交流研究所長、全国日本文学研究会副会長
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