内容説明
ヨーロッパが最新の測地技術で地球を測定し、正確な地図作成をめざした時代を、同時代日本との学術交流と併せて描く。多数の新資料&未公開図版でたどる科学文化史。
目次
第1章 地球の形状と三角測量(地球の真実の形状をめぐる議論;モーペルテュイとラップランド測量遠征 ほか)
第2章 テューリンゲン測量とミュフリング大尉(パリとゴータ間の相互影響関係 ラランド、ツァッハ、ガウス;ゲーテの『親和力』とミュフリング大尉 ほか)
第3章 学術図版と自然景観図(ゲーテとヴァイマル自由絵画学校;イェーナ大学専属絵画教師 ほか)
第4章 江戸時代の日欧相互学術交流(江戸時代の天文学 ラランドと天文方・高橋至時;ナデシュダ号艦長クルーゼンシュテルンとサハリン;あるいはゲーテと日本の間接的結びつき ほか)
第5章 日本におけるプロイセン式三角測量(日本の三角測量の基礎を築いた田坂大尉;日本アルプスの測量調査)
著者等紹介
石原あえか[イシハラアエカ]
東京大学大学院総合文化研究科准教授。慶應義塾大学大学院在学中にドイツ・ケルン大学に留学、同大で哲学博士Dr.phil.取得。ゲーテと近代自然科学を研究テーマとする。ドイツ語単著Goethes Buch der Natur(2005)により、ドイツ学術交流会(DAAD)グリム兄弟奨励賞、日本学術振興会賞および日本学士院学術奨励賞。『科学する詩人ゲーテ』(慶應義塾大学出版会、2010)によりサントリー学芸賞。慶應義塾大学商学部教授を経て、2012年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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