内容説明
ラジオ工作少年やフリーランサーの技術者、中小の部品メーカーなどの役割を中心に展開する、日本のラジオ、テレビ、オーディオの歴史。図版457点収録。
目次
第1部 ラジオの初めからテレビ普及まで(電波の発見、無線電話、真空管の登場、放送の開始―欧米におけるラジオ;日本におけるラジオ放送開始とラジオ雑誌―濱地常康の『ラヂオ』から『無線と実験』へ;日本のラジオ工業のあゆみ―自作ラジオと富士製作所(STAR)
日本のテレビと受像機工業―JAT、TVK、テレビキット、大企業による量産)
第2部 ラジオ工作とラジオ工業の諸相(ラジオ・エレクトロニクス技術通信教育の歴史―ラジオ教育研究所の通信教育;ラジオ・テレビと修理技術―修理サービスの重要性;オーディオ愛好家と日本オーディオ協会―「世界のステレオ工場」への道;トランジスターラジオ輸出とロックンロール―日本の電子工業の繁栄をもたらしたもの;ラジオ工作とunofficialなセクターの役割―男性性、電気技術者教育、「電気リテラシー」)
著者等紹介
高橋雄造[タカハシユウゾウ]
東京に生まれる。東京大学工学部電子工学科卒業。同大学大学院博士課程修了。工学博士。中央大学勤務を経て、2008年3月まで東京農工大学教授。日本科学技術史学会会長。1975‐77年、西ドイツ(当時)アレクサンダー・フォン・フンボルト財団給費研究員としてミュンヘン工科大学に留学。1991‐92年、米国ワシントンDCのスミソニアン国立アメリカ歴史博物館に留学。1996年に博物館学芸員資格を取得。専門は高電圧工学、技術史、博物館学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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