内容説明
中世以降、地理的にも政治的・文化的にもヨーロッパ世界の中心でありつづけたフランスとドイツ。フランク帝国時代における民族の成立から、統治者間の外交交渉や幾度もの戦争、そして近代国家の誕生と崩壊をへてEU統合に至るまでの一〇〇〇年の歴史を、仏独文化・思想をライフワークとしてきた著者が一気に語り下ろす。「雄鶏と鷲」と呼ばれてきた対照的な二つの国は、人類に何をもたらしてきたか。
目次
「マリアンヌとゲルマニア」
仏独関係千年紀の発端
中世盛期(十‐十四世紀)の仏独関係
新たなる王朝関係
相対する仏独両国民
フランス王家対オーストリア・ハプスブルク王家
仏独対抗の進展
十八世紀・啓蒙主義の時代
フランス革命と仏独関係
大危機の時代
戦後から「ユーロ」の世界
明日のヨーロッパ建設と仏独関係
著者等紹介
宇京頼三[ウキョウライゾウ]
1945年生まれ。三重大学名誉教授。フランス文学・独仏文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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