出版社内容情報
30年にわたるフィールドワークをもとに「人と自然と神々の世界」がいまなお残る西表島の農耕文化から人びとの共生のあり方を考える
内容説明
人と自然と神々の世界。30年にわたる西表島のフィールドワークから、人びとの共生のあり方を考える。
目次
第1部 稲作の世界―人と自然と神々と(自然・ヒト・イネ―伝統的生業とその変容;南島の農耕文化と「海上の道」;「くだ」の力と「つつ」の力―二つの稲作具をめぐって;網主材の農業の伝承と年中行事(山田武男語り・著)
崎山村での暮らし(川平永美語り))
第2部 畑作―南からの道、北からの道(サトイモ類の伝統的栽培法と利用法;サトイモの来た道(安渓貴子著)
ヤマノイモ類の伝統的栽培法と利用法
島びとの語る焼畑
焼畑技術の生態位置づけ
島の作物一覧)
第3部 橋をかける―島々の交流をめぐって(与那国農民の生活;高い島と低い島の交流;島で農薬散布が始まった―自然利用の歴史;無農薬枚の産直が始まった―島を出た)
著者等紹介
安渓遊地[アンケイユウジ]
1951年富山県射水郡生まれ。人類学専攻。アフリカの物々交換経済の研究で理学博士。沖縄大学法経学部講師、山口大学教養部助教授を経て、公立大学法人山口県立大学国際文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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