内容説明
伝統の美を支える人々。さまざまな道具と工程に創意の限りをつくし、伝統の染織を黒衣として支えてきた人びとの仕事場を訪ね、人と風土、風土と産業のかかわりを語る。
目次
杼―経と緯を織りなす
筬―金筬にも脈打つ筬作りの気概
聞き書き・絹筬―竹筬ならではの織りの風合い
綴機―機大工は「職商人」
整経―織物準備一式
綜絖―綜絖は指先の仕事
紋紙―意匠紋紙は織りの設計図
絣織―西陣ならではの絣織
御召―「御召通り」は今
綿―棉から綿へ、そして木綿へ
箆―型友禅を支える駒箆
筆―面相筆が生む線の表情
刷毛―お客が師匠、技の相伝
友禅板―樅の木から合板へ
青花―朝露と酷暑の中から
蒸し―友禅流しのあとさき
張りと湯のし―今様染色整理
絞り―有松・鳴海の今昔
著者等紹介
菊池昌治[キクチマサハル]
1947年山形県南陽市生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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