日本の人形劇―1867‐2007

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  • サイズ B6判/ページ数 267,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588300493
  • NDC分類 777.1
  • Cコード C0074

出版社内容情報

パリ万博で日本の芸人が華麗な「蝶の舞」を見せてから今日まで、140年間にわたる日本の人形劇の歴史を、外来文化を含めて跡づける

目次

第1章 異国へ行く、異国から来る―一八六七年から一九二〇年代(異国に舞った紙の蝶;新工夫・新発明の明治;静養人形芝居の初来日;ドイツ人捕虜収容所の人形劇)
第2章 アート、そして戦争―一九二〇年代から五〇年代(近代新興人形劇;新興人形劇―美術と演劇;子どもに向いた目;戦争へいたる道で;戦時下の人形劇;貧困と混乱のなかで)
第3章 映像に、劇場に、生活に―一九五〇年代から八〇年代(テレビそしてファミリーとの遭遇;演出の時代へ;小劇場・それぞれの個性と挑戦;人形劇のサポーター;ジャンルを超えて)
第4章 人形劇から人形演劇へ―一九六〇年代から二一世紀へ(アジアに向いた目;演劇の変革と新概念;伝統人形芝居の現在;縁起する人形たちのいろいろ;人形劇の現在;外国のアーティストらと;人形遣い・いのちの痕跡を求めて)

著者等紹介

加藤暁子[カトウアキコ]
1933年、東京に生まれる。1955年、東京大学文学部美学・美術史科を卒業と同時に、人形劇団「人形座」(63年迄)に入団、以来、人形劇団「カラバス」、「おはなしきゃらばん」、「一寸座」などで、おもに美術、演出、劇作などを担当。その間、1962年に、プラハ芸術アカデミー演劇学部人形劇科の聴講生として奨学金を得てチェコスロヴァキアに留学。チェコ、ハンガリー、ルーマニア、ポーランドなど東欧を中心にヨーロッパの人形劇事情を学ぶ。劇団活動と平行して、65年ごろより、日本演劇教育連盟、子どもの文化研究所、横浜人形の家、埼玉県立衛生短期大学、聖徳大学などで非常勤の講師を勤める(05年迄)。1970年度『日本児童演劇協会賞』(海外人形劇作品の翻訳と演出に対して)、1979年度、日本演劇教育連盟『演劇教育賞』(論文「劇人形づくりからの出発」に対して)を受賞。国際人形劇連盟会員、日本人形玩具学会委員、日本演劇教育連盟顧問、「人形劇を読み解く会」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Mikio Katayama

2
幕末に海外で巡業公演を行った日本の曲芸団のなかにあった人形芝居的演目から始まり,1894年,日清戦争のころに来日したイギリスの人形劇団ダアク座 D'Arc座とその受容,大正期,昭和初期における西洋人形劇の定着,戦後の子供向けの人形劇の発展,さらには現代の「新しい人形劇」まで,近代に日本における人形劇の流れを概観できる良書.とりわけ大正期・昭和初期の人形劇受容の様子を記した第二章と,再び大人向けの公演へと回帰しつつある現代人形劇の展望を示す第四章が興味深かった.2016/12/26

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