イスラーム文化叢書
スレイマン大帝とその時代 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 475,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588238024
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C1322

出版社内容情報

オスマン帝国全盛期の「壮麗王」スレイマン大帝の生涯と治績,16世紀における世界の首都イスタンブルを中心に,帝国の社会・経済・文化・民衆生活を明快に描く。

内容説明

オスマン帝国の全盛時代を築いた「壮麗王」スレイマン大帝。本書は、その人柄や君主としての力量、宮廷生活のエピソードを語りつつ、帝国の社会・経済・文化・民衆生活までを明快に描く。

目次

輝ける世紀の黎明
第1部 スルタンの中のスルタン(パーディシャーの最初の勝利;壮麗王の栄光;ダニューブからユーフラテスまで;キリスト教ヨーロッパとの死闘 ほか)
第2部 帝国の中の帝国(スレイマン時代の東方;世界最大の都市;強権的管理経済;農村と都市 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

秋良

6
税金は、国が上手くいってる時は軽くて、衰退してくると重くなる。え、まさに今の日本のことじゃないですか。2016/04/29

人生ゴルディアス

4
長かった・・・。が、それに見合う情報量。最盛期のトルコって相当大規模な帝国だったっぽいのに、本屋の棚でほとんど場所を割かれてない。16~7世紀の地中海の様子を知りたかったので、本書は大助かり。レパントの海戦のときはすでにスレイマン死んでたのか。スレイマンがいたらあの海戦はどうなったのだろうか。とはいえ、産業や経済体制がだめっぽかったから、なんにせよ没落は運命付けられていたのかもしれない。パシャとかベイとかややこしかったけど、なんとか理解できたかな。イェニチェリについての記述なども貴重。2016/08/28

(ま)

2
オスマン黄金期の壮麗王スレイマン(ソロモン)の事績 カール5世、フランソワ1世、ヘンリー8世、ルター・・・錚々たるメンツが西側に2024/12/14

えるもん

2
大宰相イブラヒムの殺害を命じた、あるいは、殺害を容認したことは、スレイマン大帝の失政だといわれているそうですが、この本の著者は、殺害について肯定的であるように感じました。当時のイブラヒムのあまりにも増長しすぎた態度についての記述があって、それがかなりのものでした…。 あ、日本語訳がおかしい個所がちょいちょいありました。2014/02/20

みこ

1
スレイマンは優秀なスルタンであったことに疑いの余地はないが、黄金期を飾ったのは彼個人のスキルというよりも、時代の流れとして最も華やかな時代をおさめたためと評価するほうが適切なのかもしれない 彼は確かにウィーン包囲をやってのけ、諸制度も効率的に運用したが、彼でなければできなかった事業というのは存在せず、一方でイブラヒムやムスタファを殺害し、寵姫の存在やハレムの移設などが、その治世の事件として目立つ すなわち、それまでのオスマン帝国が成し遂げたことの総仕上げをし、次の時代に移る転換点を彩った人物なのであろう2023/03/12

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