内容説明
のれん、看板、引札から現代・大量消費社会のコマーシャルに至る広告の歴史を通観し、いつの時代にも広告が人々の暮らしと密接にかかわって独自の文化を形成してきた経緯を探る。先駆者たちの足跡を辿って描き出された日本広告文化史。
目次
第1章 大和時代の広告
第2章 奈良時代の広告
第3章 平安時代の広告
第4章 鎌倉時代の広告
第5章 室町時代の広告
第6章 江戸時代の広告
第7章 明治時代の広告
第8章 大正時代の広告
第9章 昭和の広告
第10章 平成の広告
著者等紹介
八巻俊雄[ヤマキトシオ]
1932年山梨生まれ。東京大学法学部公法学科卒、日本経済新聞社企画調査部長、日経広告研究所専務理事を経て、東京経済大学名誉教授。日本広報学会理事、CM総合研究所顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
23
大和時代から平成までの広告について概観をまとめる狙いの本。それ自体は調べた結果を羅列しているだけで文化史としての秩序がなくて少し残念だったが、所々面白い話があった。特に昭和の章で注目する電通の話は面白く、他社に抜きん出たのは業界で早く歩合外交員(成功報酬制のセールスマンで最大で広告収入の半分を得られる)を止めて、給料制の社員で統一(人件費をおさえたか)、50年代からコンピューターを活用(どういう内容かは不明)、テレビ広告にいち早く順応と中途半端に情報を得たので機会があれば電通について調べたくなった。2022/01/11
tkm66
0
ザックリ読み飛ばす。2022/11/25