内容説明
哲学のみならず、多方面にわたる知の領域で画期的な仕事を残した天才ライプニッツ。その独創性あふれるアイディアはどのように生みだされたのか。神学、数学、自然哲学、言語論、保険・年金論、図書館学、中国学など個別分野での活躍をはじめ、同時代のライバルたちとの対決、現代思想の展望からみたアクチュアリティを一冊に凝縮し、研究の過去・現在・未来を多様に映し出す初の総合的論集。
目次
座談会 ライプニッツ研究のこれまで、いま、これから
第1部 ライプニッツの思想と実践(神義論(弁神論)の問い―ライプニッツとルター
ライプニッツと神―カトリック教会の信仰理解に照らし合わせた場合
ライプニッツの中国哲学研究―宣教論から哲学的普遍へ ほか)
第2部 同時代の哲学者たちとの対決(ホッブズとライプニッツ―思考と言語の関係をめぐって;デカルトとライプニッツ―ライプニッツはデカルトとどのように対決したのか;アルノーとライプニッツ―神の自由と実体 ほか)
第3部 別のパースペクティヴからみたライプニッツ(現代文学からみたライプニッツ―サミュエル・ベケットの形而上学批判;ニーチェからみたライプニッツ―弁神論を欠いたモナドロジーの行く末;微小表象と受動的綜合―フッサールのモナド論的現象学の方向づけ ほか)
著者等紹介
酒井潔[サカイキヨシ]
1950年生。学習院大学文学部哲学科教授。哲学専攻
佐々木能章[ササキヨシアキ]
1951年生。東京女子大学現代教養学部教授。哲学専攻
長綱啓典[ナガツナケイスケ]
1975年生。帝京大学総合教育センター専任講師。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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