出版社内容情報
フィヒテ,エアハルトらカント左派の純粋理性の社会哲学の独自性と,ヘーゲルの歴史的理性からマルクスらヘーゲル左派の実践理性の形成に至る思想運動を展望する。
内容説明
フィヒテ、エアハルトらをカント左派と位置づけ、その純粋理性の社会哲学の独自性を追究し、さらにヘーゲルの歴史的理性から、マルクス、ルーゲらヘーゲル左派における実践的理性の形成に至る思想運動の過程を展望する。政治的主体の原理を問いつつ、批判的社会理論の再検討を促す。
目次
第1部 純粋理性の社会哲学―カント左派
第2部 歴史的理性の社会哲学―ヘーゲル
第3部 実践としての批判的理性―ヘーゲル左派