出版社内容情報
批判は現実の輪郭を変えることを可能にするような事例や実例を世界の中から引き出し、様々な支配の政治体制の特徴も描き出す。社会学が、社会の批判を行うことは可能なのか。本書はフランクフルト社会研究所における「アドルノ講義」を元に、社会学と社会学批判の関係への問いから始まる。そして、解放の方向へと進むために取りうるいくつかの道が素描されていく。
内容説明
批判は現実の輪郭を変えることを可能にするような事例や実例を世界の中から引き出し、様々な支配の政治体制の特徴も描き出す。社会学が、社会の批判を行うことは可能なのか。本書はフランクフルト社会研究所における「アドルノ講義」をもとに、社会学と社会学批判の関係への問いから始まる。そして、解放の方向へと進むために取りうるいくつかの道が素描されていく。
目次
第一章 批判理論の構造
第二章 批判社会学と批判のプラグマティック社会学
第三章 制度の権力
第四章 批判の必要性
第五章 支配の政治体制
第六章 プラグマティックな意味での解放
著者等紹介
ボルタンスキー,リュック[ボルタンスキー,リュック] [Boltanski,Luc]
1940年生まれ。フランス社会科学高等研究院(EHESS)教授。現代フランス社会学を代表する人物の一人。資本主義、国家、愛、生命など、多様なテーマを取り上げながら独自の社会学を展開している
小田切祐詞[オダギリユウジ]
1983年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。神奈川工科大学専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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