内容説明
近代ドイツ思想の真髄を示す伝記的研究の最高傑作。観念論哲学やロマン派文学と歩みをともにし、近代の新しい宗教性を告知した神学者の生涯を、西洋精神史の全体的地平のなかで叙述した伝記研究の白眉にして不朽の書。待望の本邦初訳!
目次
第1部 青少年時代と最初の人間形成 一七六八年‐一七九六年(家系の宗教的精神;ヘルンフート派の教育 ほか)
第2部 充実した生活―自らの世界観を生き生きと叙述した時期 一七九六年‐一八〇二年(新しい世界観の形成としてのドイツ文学;ベルリン ほか)
第3部 シュトルプでの孤独―プラトンの再興と新しい倫理学の批判的な準備(離別と新たな人間関係;シュトルプ ほか)
第4部 ハレ―大学‐体系‐キリスト教との対決(ヴュルツブルクへの招聘とハレでの教授職;ハレ ほか)
著者等紹介
森田孝[モリタタカシ]
1929‐2007年。京都大学大学院修了。大阪大学名誉教授。教育学専攻
麻生建[アソウケン]
1941‐2008年。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学名誉教授。哲学専攻
薗田坦[ソノダタン]
1936年生。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。哲学・宗教学専攻
竹田純郎[タケダスミオ]
1945年生。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。金城学院大学文学部教授。哲学専攻
齋藤智志[サイトウサトシ]
1962年生。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。杏林大学外国語学部教授。哲学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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