内容説明
『精神科学序説』構想全体が鮮やかに甦り、「歴史的理性批判」の核心を示す草稿・講義群を集成。人間諸科学を「生」の地平から基礎づける、リアリズムの哲学。
目次
精神科学の認識論と論理学のための初期草稿(一八八〇年以前)(人間研究・歴史研究の検討;哲学の認識論的課題 ほか)
精神科学序説講義―精神科学研究序説。法学、国家学、神学および歴史学(ベルリン一八八三年夏学期)(精神科学の連関および精神科学を哲学的に基礎づける必要性;精神科学の基礎づけの歴史 ほか)
『精神科学序説』第二巻のための完成稿―第四部から第六部まで(一八八〇年―一八九〇年頃)(認識の基礎づけ;思考、その法則と形式。現実に対するそれらの関係 ほか)
『精神科学序説』第二巻のための全体計画―第三部から第六部まで(「ベルリン草稿」)(一八九三年頃)(経験科学と認識論の段階精神科学の今日的問題;生―記述的比較心理学 ほか)
『精神科学序説』のための解説―いわゆる「アルトホーフ書簡」より(一八八二年中頃)
著者等紹介
塚本正明[ツカモトマサアキ]
1947年生。京都大学大学院博士課程単位取得退学。奈良女子大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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