内容説明
デカルトやライプニッツ、スピノザからイスラム哲学、東洋哲学まで広範な思考原理を問い、現代の哲学がそこから記号や言葉、イメージ、メランコリーなどをいかにとらえるようになったのか考察する。また、和辻哲郎や西田幾多郎をとりあげ、日本の哲学における独自性、主体のあり方など、西洋哲学との比較研究もこころみる。
目次
第1章 砂漠―場所なき場所
第2章 エクリチュール、記号、精神
第3章 魂とイメージ
第4章 コギト、理性/非‐理性、主体
第5章 西田とコギト―日本における「哲学」
第6章 主体・精神・エクリチュール
第7章 精神の病と日本の近代化
著者等紹介
谷川多佳子[タニガワタカコ]
1948年生まれ。パリ第1大学大学院修了(哲学博士)。筑波大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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