出版社内容情報
半島を覆う漆黒のヴェールを剥いだ探検家たちの物語。特異な自然と都市,遊牧民の暮し,メッカ,メディナの両聖都と巡礼の様相等を描く。
内容説明
本巻では『アラビアン・ナイツ』の翻訳で知られるリチャード・バートンのメッカ、メディナ旅行を皮切りに、ウェルステッド、マイルス大佐、ウレーデ、ベントの旅、サドリアー大尉、ワリン、ペリー大佐、ダウティ、ブラント夫妻の旅、さらには20世紀の探検家たちの旅をあとづけ、トマスやフィルビーの空白地帯(南部大砂漠)横断の旅におよぶ、アラビアの古代史発掘からローレンスとアラブの反乱の調査まで、探検の物語を通して描くアラビアの数奇なる歴史。
目次
第11章 一イギリス人が巡礼を行なった
第12章 オマーンとハドラマウトの探険家
第13章 最初のアラビア横断旅行
第14章 小説よりも奇怪な人
第15章 ダウティとブラント夫妻
第16章 二十世紀の探険家たち
第17章 空白地帯(南部大砂漠)横断の旅