内容説明
韓非子は、法による厳格な支配を主張する法家思想の大成者。秦の始皇帝に「この作品の作者に会えれば死んでもよい」とまで言わせた思想は、現代にも通じる冷静ですぐれた政治思想である。「矛盾」「守株」など、鋭い人間観察によるエピソードとともに分かりやすく語られる。
目次
第1章 孤独な思想家―法術の士(説難篇;孤憤篇;問田篇)
第2章 支配の技術―「法」と「術」と「勢」(定法篇;二柄篇;難勢篇)
第3章 人間の分析―人間観と世界観(備内篇;外儲説左上;五蠹篇;大体篇)
著者等紹介
西川靖二[ニシカワヤスジ]
1952年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。龍谷大学教授。中国古代思想史を専攻し、「漢初書における黄老思想の一側面」(東方学)、「『韓非子』解老篇の分析」「暗殺者の哲学―『史記』刺客列伝の分析」(以上龍谷紀要)などの論文がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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