叢書・ウニベルシタス<br> フランスのニーチェ - 19世紀末から現在まで

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叢書・ウニベルシタス
フランスのニーチェ - 19世紀末から現在まで

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  • サイズ 46判/ページ数 470p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588011870
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C1310

出版社内容情報

20世紀の哲学思想に最大のインパクトをもたらしたニーチェ。ニーチェ自身によるボードレールほかフランス思想芸術の摂取から始まり、その遺産のフランスへの翻訳紹介、イデオロギー的曲解の数奇なプロセス、左右の文学者らによる毀誉褒貶の歴史、全集編纂の動向、実存哲学やポスト構造主義による再活性化にいたるまで、独仏間の「文化の移転」の実態を公平な視点で記述した第一級の受容史研究。


【目次】

はじめに



第1章 フランス化したニーチェ

ニーチェとフランス 『悲劇の誕生』の時期

フランス「デカダンス」派の薫陶

親密なるニーチェとボードレール

ボードレール、フランスのヴァーグナー

ルネ・シャール──ボードレール、ランボー、そしてニーチェ



第2章 「ニーチェはラテン世界の人間か?」論争

ニーチェはドイツ語で書いたフランス人か?

ニーチェとフランス──エリーザベト・フェルスター=ニーチェとそのフランス人助言者アンリ・リシュタンベルジェの定見のなさ

ロカルノ精神の標榜──「ニーチェに対するフランス思想の影響」

最もフランス的なドイツ人作家



第3章 『メルキュール・ド・フランス』誌とアンリ・アルベール

フランスとの最初の出会い、最初の誤解(一八七七─八九)

ガブリエル・モノー 文通相手にしてつつましき仲介者

初期の翻訳とフランス・ニーチェ主義の先駆者たち

エリーザベト・フェルスター=ニーチェの「ニーチェ著作権」奪回

アンリ・アルベール

『メルキュール・ド・フランス』のニーチェ



第4章 一八九〇年から一九一四年まで。フランスのニーチェ主義誕生第一の「契機」

ヴァーグナー主義の衰退、ニーチェ主義の台頭

慎重なアカデミズムの哲学者たち

伝統主義者まで読むニーチェ──エミール・ファゲ

ゲルマニスト 「文化の移転」の立役者

ニーチェは右翼か左翼か

ニーチェと向き合うユダヤ知識人

ある偶像の絶頂期

『ツァラトゥストラはかく語りき』リヒャルト・シュトラウス

アンドレ・ジッド

ポール・ヴァレリー

フランスのニーチェ主義 その壮大な第一の契機の驚くべき統計結果



第5章 ニーチェの伝記 ダニエル・アレヴィからギー・ド・プルタレースまで

ニーチェの伝記を書く──実行できないままであった課題

ダニエル・アレヴィ

ギー・ド・プルタレース



第6章 一九一四─一八年、大戦間、第三帝国

第一次世界大戦──ニーチェ主義を捨てるフランス人

二〇年代

シャルル・デュ・ボス

ジャン=ポール・サルトルのニーチェ的小説の計画

「知的ロカルノ精神」──ミュンヘンのニーチェ協会の