内容説明
本書は、薬学に必要な微分積分について一通りの知識と技能を身につけることを目的としてまとめられている。ただし、薬学部に入学する学生の数学の知識量と学力に差が広がっていることを考慮して、高等学校で学んだ関数についての復習も加えながら、内容の理解に役立つ図やグラフを多用し、できるだけ平易に説明することを心がけている。また、十分な例題と演習問題を配して基本事項の確認と応用力が深められるよう教育的配慮がなされている。さらに改訂では、高等学校でベクトルを履修しない学生のためにベクトルと行列の基礎についてもふれる。
目次
1 関数
2 微分法
3 積分法
4 関数の展開
5 微分方程式
6 ベクトルと行列
7 偏微分
8 重積分
著者等紹介
本間浩[ホンマヒロシ]
1977年東京大学薬学部薬学科卒業。1982年東京大学大学院薬学系研究科生命薬学専攻博士課程修了。現在、北里大学教授、薬学博士
高遠節夫[タカトオセツオ]
1973年東京大学理学部数学科卒業。1975年東京教育大学大学院理学研究科数学専攻修士課程修了。現在、東邦大学理学部訪問教授
伊藤真吾[イトウシンゴ]
2001年東京理科大学理学部第一部数学科卒業。2009年東京理科大学大学院理学研究科博士課程修了。現在、北里大学一般教育部教授、博士(理学)
金子真隆[カネコマサタカ]
1991年東京大学理学部数学科卒業。1997年東京大学大学院数理科学研究科博士後期課程修了。現在、東邦大学薬学部教授、博士(数理科学)
丹羽典朗[ニワノリオ]
1995年近畿大学理工学部数学物理学科卒業。2002年新潟大学大学院自然科学研究科情報理工学専攻博士後期課程修了。現在、日本大学薬学部准教授、博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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