出版社内容情報
本書は、労働者を「労働者階級」ではなく「働く人びと」とする見地に立ち、いわゆる階級史観ではなく包括的な労働組合史を目指す。産業や業種についての詳しい分析とともに社会の中での労働者の位置づけを探求し、さらには代表的な労働組合主義者の自伝からの引用などで、組織としての労働組合だけでなく、働く労働者の姿を描き出す。労働組合の意義が問い直される現在、本書は大きな意味をもつだろう。
【目次】
日本語版への序
日本語版への謝辞
序論
プロローグ
第1章 中世のギルドから近代の労働組合へ
第Ⅰ部 一七七〇年代から一八二〇年代へ
第2章 アセンブリ型労働者の地方組織
第3章 プロセス型労働者組織の諸問題
第4章 労働組合と議会外急進主義
第Ⅱ部 一八二〇年代から一八七〇年代へ
第5章 アセンブリ型労働者の財務集中化
第6章 プロセス型労働者の政府介入
第7章 労働組合主義と民衆のリベラリズム
第Ⅲ部 一八七〇年代から一九二〇年代へ
第8章 アセンブリ型労働者の全国的交渉
第9章 プロセス型労働者の組合承認
第10章 一般労働者の新組織
第11章 労働組合主義者と労働党の起源
第Ⅳ部 一九二〇年代から一九七〇年代へ
第12章 アセンブリ型労働者の職場交渉
第13章 プロセス型労働者と産業衰退
第14章 一般労働者と連合組織
第15章 労働組合主義者と労働党政権
エピローグ
第16章 終焉か、新しい始まりか?
謝辞
訳者あとがき イギリス労働組合史をどう捉えるか?──A・J・リードと「修正主義」の労働史
文献案内
事項索引
人名索引