出版社内容情報
ポール・B.プレシアド[プレシアド ポール]
著・文・その他
藤本 一勇[フジモト カズイサ]
翻訳
内容説明
ジェンダー、フェミニズム、性の脱植民地化の思考においていま最も過激で先端的な哲学者プレシアド。対抗的な性的身体の可能性を、セックストイ、ポルノ、ドラッグなど技術の歴史の読解から導き出し、生物学的に自然なものとされてきた異性愛中心主義的・性別二元論的な体制の脱構築を図る。フーコー、ドゥルーズ、デリダを批判的に継承し、ハラウェイやパドラー以後のクィア理論をさらに推し進める解放の書!
目次
1 カウンターセックス社会(カウンターセックス社会の諸原則;カウンターセックス契約書(サンプル))
2 カウンターセックスの反転実践(ディルド造成術;実践1 ロン・エイシーの太陽肛門 ほか)
3 理論(デリダの鋏―ディルドの論理;バトラーのバイブレーター―性の玩具と性の補綴に関する短い系譜学 ほか)
4 カウンターセックス読解練習(ケツの穴でやる冴えた方法としての哲学について―ドゥルーズと「分子的同性愛」;ディルド ほか)
著者等紹介
プレシアド,ポール・B.[プレシアド,ポールB.] [Preciado,Paul B.]
1970年生まれ。スペインのブルゴス出身の哲学者。トランス・クィア活動家、キュレーター。ニューヨークのニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチでジャック・デリダとアグネス・ヘラーに師事した後、プリンストン大学建築学科で博士号を取得。早くからトランスを自覚していたが、30代半ばからテストステロンを用い、外科手術をともなわない「緩やかなトランス」を開始。2015年に出生時に与えられたBeatrizの女性名でなくPaulを名のるようになり、2016年には戸籍上の性も「男性」に変更したが、ノンバイナリーなトランスの立場をとる。ニューヨーク大学やブリンストン大学の招聘教授を務めたほか、バルセロナ現代美術館、ソフィア王妃芸術センター、LUNA Ariesのキュレーターを務め、前衛的な性芸術や性分化の創造・普及の現場でも活躍している
藤本一勇[フジモトカズイサ]
1966年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。現代哲学、表象・メディア論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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