叢書・ウニベルシタス<br> 性そのもの―ヒトゲノムの中の男性と女性の探求

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叢書・ウニベルシタス
性そのもの―ヒトゲノムの中の男性と女性の探求

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  • サイズ B6判/ページ数 438p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588010842
  • NDC分類 467.3
  • Cコード C1330

出版社内容情報

文化的なジェンダー規範と性についての遺伝学的理論の関係性の考察を通して、ポストゲノム時代のジェンダー批判的遺伝学を構築する。今日、ヒトのXY染色体のゲノム配列を手にした遺伝学者たちは、男性らしさや女性らしさの要素「性そのもの(sex itself)」を探索している。本書は、文化的なジェンダー規範が性に関する遺伝学的理論に与えてきた影響や誤謬を明らかにし、科学的実践と論理におけるジェンダーの働きの多面性の分析を可能にする「科学におけるジェンダーのモデル化」を提唱、ポストゲノム時代のジェンダー批判的遺伝学を構築する。

日本語版への序文



第一章 性そのもの

第二章 奇妙な染色体

第三章 XとYはいかにして性染色体になったか

第四章 性の新しい分子科学

第五章 男らしさの染色体

第六章 Xの性化

第七章 性決定遺伝子の探索

第八章 男性を救え!

第九章 男性と女性は、ヒトとチンパンジーのように異なっているのか?

第十章 ジェンダーとヒトゲノム

謝辞

訳者あとがき



参考文献

索引

サラ・S・リチャードソン[リチャードソン サラ]
著・文・その他

渡部 麻衣子[ワタナベ マイコ]
翻訳

内容説明

ポストゲノム時代のジェンダー批判的遺伝学。今日、ヒトのXY染色体のゲノム配列を手にした遺伝学者たちは、男性らしさや女性らしさの要素「性そのもの(sex itself)」を探索し始めている。文化的なジェンダー規範が性に関する遺伝学的理論に与えてきた影響や誤謬を明らかにし、科学的実践と論理におけるジェンダーの働きの多面性の分析を可能にする理論的アプローチ「科学におけるジェンダーのモデル化」を提唱する。

目次

第1章 性そのもの
第2章 奇妙な染色体
第3章 XとYはいかにして性染色体になったか
第4章 性の新しい分子科学
第5章 男らしさの染色体
第6章 Xの性化
第7章 性決定遺伝子の探索
第8章 男性を救え!
第9章 男性と女性は、ヒトとチンパンジーのように異なっているのか?
第10章 ジェンダーとヒトゲノム

著者等紹介

リチャードソン,サラ・S.[リチャードソン,サラS.] [Richardson,Sarah S.]
スタンフォード大学現代思想・文学専攻で博士号を取得。専門は科学史・科学哲学。生命科学における人種とジェンダー及び、科学知の社会的側面を研究対象としている。現在、ハーバード大学科学史学科及び、女性・ジェンダー・セクシュアリティ専攻教授

渡部麻衣子[ワタナベマイコ]
国殿基督教大学卒業。英国ウォウイック大学大学院博士課程修了。博士(社会学)。現在、東京大学大学院情報学環客員研究員、北里大学医学部客員研究員、法政大学現代福祉学科非常勤講師。専門は科学技術社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ちり

2
“人種や性を生物学的分析の第一の分類として用いることは、集団内の重要な違いを看過する原因となり得る。このことは、一般化された恩恵をサブグループにもたらさない治療の使用を導くかもしれない/特に、人種と性における差異についての生物学性な側面に注目することは、そこで作用している社会的および文化的要素を曖昧にする/これら全ての理由のために、私たちは常に、遺伝学的な性差の研究の利益とリスクを批判的に検討しなければならない”2020/10/09

knuuyy

0
分厚くて難しい本なので拾い読みした程度なのだけどなかなか面白そう。 「XYY超雄理論」 昔、Y染色体を男らしさと結びつける思い込みをもとに、けっこういろんな研究をしていたようで、 「今日科学者たちはXYYを遺伝学の歴史における恥ずかしいエピソードと見なしている」p.119 クラインフェルター症候群やターナー症候群に対してホモセクシュアルや女装、レズビアンの傾向があるかの研究までなされた(p.152) などなど、(うわ…!)とドン引きするエピソード。遺伝学の歴史やべぇ。2023/03/27

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