内容説明
日本語は、漢字からのがれることは、できないのだろうか?漢字にたよらない日本語によって、よりひらかれた、ことばをめざすにはどうすればよいのだろうか。
目次
第1章 漢字はなぜ日本語で問題となるか(古代日本語と漢字のであい;漢字の日本語への定着 ほか)
第2章 現代日本語の漢字の機能(漢字使用の実態;文字の位置 ほか)
第3章 これからの日本語と漢字(常用漢字表の役割;表記の伝統と規範 ほか)
付章 21世紀の漢字論(漢字に未来はあるか;正書法と漢字 ほか)
著者等紹介
野村雅昭[ノムラマサアキ]
1939(昭和14)年、東京に生まれる。早稲田大学文学学術院教授。NHK放送用語委員。東京教育大学文学部卒。都立高校教諭、国立国語研究所言語計量研究部長などを経て、1989(平成元)年より早稲田大学教授。専攻は、日本語学(文字・語彙)・話芸の言語学的分析(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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