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叢書・ウニベルシタス
イメージの前で―美術史の目的への問い

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  • サイズ A5判/ページ数 486,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588009716
  • NDC分類 701.1
  • Cコード C1310

内容説明

ルネッサンス期以降、学問としての美術史はいかなる知の言説として確立されたのか。ヴァザーリによる人文主義的美術史の発明から、パノフスキー的イコノロジーの成立にいたる美学の歴史を、表象の裂け目に現れるフロイト的「徴候」への眼差しを通じて批判的に解体する“美術史の脱構築”。バタイユやヴァールブルクを継承し、独自のイメージ人類学を実践する注目の美術史家の初期代表作。

目次

提起される問い
第1章 単なる実践の限界内における美術史
第2章 再生としての芸術そして理想的人間の不死性
第3章 単なる理性の限界内における美術史
第4章 裂け目としてのイメージそして受肉した神の死
補遺 細部という問題、面という問題

著者等紹介

ディディ=ユベルマン,ジョルジュ[ディディユベルマン,ジョルジュ][Didi‐Huberman,Georges]
哲学者、美術史家。1953年6月13日生(サン=テティエンヌ,フランス)。リヨン大学で哲学の学士号を取得した後、美術史学の修士号を取得。その後、社会科学高等研究院(E.H.E.S.S.)で博士号を取得。1990年から社会科学高等研究院の助教授

江澤健一郎[エザワケンイチロウ]
1967年生。明治学院大学文学部フランス文学科卒業。立教大学大学院文学研究科博士課程後期課程満期退学。博士(文学)。現在、立教大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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fukudada

2
フロイトの精神分析理論を駆使してヴァザーリ-パノフスキー的な美術史記述のあり方、固着化されたカノンとしての美術史の方法論を強烈に批判し、美術作品におけるイメージという要素が持つ形象可能性を提示する。美術作品を殺害していたこれまでの方法から、美術作品を開くという新しい視点を与えてくれる面白い理論だと思う。2014/04/03

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