叢書・ウニベルシタス<br> 他者のような自己自身

叢書・ウニベルシタス
他者のような自己自身

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  • サイズ B6判/ページ数 447,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784588005305
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

出版社内容情報

ハイデガーやアーレントの発する〈誰が〉の問いに答えるべく〈自己の解釈学〉を構築するリクールの〈倫理への回帰〉を示す思索。独自の主体の哲学の再建を目指す。

内容説明

ハイデガーやアーレントの発する「誰が」の問いに十全に答えるべく「自己の解釈学」を構築するリクールの、「倫理への回帰」を示す思索。

目次

序言 自己性の問題
第1研究 「人物」と同定的指示―意味論的アプローチ
第2研究 言表行為と語る主体―語用論的アプローチ
第3研究 行為者なき行動の意味論
第4研究 行動から行為者へ
第5研究 人格的自己同一性と物語的自己同一性
第6研究 自己と物語的自己同一性
第7研究 自己と倫理的目標
第8研究 自己と道徳的規範
第9研究 自己と実践的知恵―確信
第10研究 いかなる存在論をめざして

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう・しんご

14
前半は分析哲学との対話、途中から、「正しい制度において、他人とともに、また他人のために「善い生き方」をめざす」P223という倫理とカント、ロールズ的な道徳の関係論。「もし疑惑が証しと同じ真理の平面に、したがって認識的であると同時に存在論的な平面に属するならば、疑惑はまったく独自な仕方で証しと結びつく。真としての存在が偽としての非存在に対してそうであるような、純粋に離反的な意味では、疑惑は証しの反対ではない。疑惑はまた、証しへの道であり、証しの中の横断である。 」P374。「証し」が密かなキーワードです。2024/06/23

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