叢書・ウニベルシタス<br> 中世の高利貸―金も命も

叢書・ウニベルシタス
中世の高利貸―金も命も

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  • サイズ B6判/ページ数 147,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784588002793
  • NDC分類 338.77
  • Cコード C1320

出版社内容情報

ヨーロッパ12世紀から19世紀に至る700年,資本主義社会への立て役者として影のように生き,富と天国,金と地獄の狭間で演じられた中世高利貸の実像を探る。

内容説明

12世紀から19世紀に至るヨーロッパ700年の歴史の中で、やがて訪れる近代資本主義社会への立て役者として、あるいは罪深い存在として影のように生き、富と天国、金と地獄、そして教会と煉獄の狭間で演じられた中世高利貸の実像を描く。

目次

金と地獄の狭間―高利と高利貸
巾着、高利
時間盗人
高利貸と死
金も命も―煉獄
《心にも涙あり》

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

oz

7
『煉獄の誕生』で天国と地獄の中間領域の生成過程を詳述した著者が、利子と煉獄の関係性について巻を改めて論ずる。聖書は利子を禁止しているが、貨幣経済が発達すると一見して等価交換であっても本質的には「利益」という名の利子生み行為であることが明確化してしまう。1215年の第4次ラテラノ公会議は高利と適正利子とを分け、前者とは違って後者は罪こそはあるが地獄堕ちは免れうるという見解を示した。こうした中庸な金貸しの行き先が煉獄であった。この教義的な後ろ盾が銀行家や商人を育て、資本主義を産む揺籃となったのである。2019/09/28

しょう

1
卒論本。 高利貸は中世には確実に地獄に送られる職業とされていた。教会が権力を持っていた時代に民衆教化のための説教として使われていた。また、文学や芸術にも高利貸は地獄に落ちるという風に書かれていた。聖書を引用すると、金と富、両方に仕えることはできない、誰かに返してもらうのを期待して返すのは良くない、等、高利貸を批判する材料がたくさんある。それでも広まったのは、貨幣経済の発展が原因。そして、徐々に貸すことが悪ではなく、高い金利(ウスラ)を取ることが悪。不正利得を返還し、悔い改めをすれば天国へ行けるとされたり。2019/09/15

moleskine_note

1
宗教的意義も踏まえた中世における金貸し業に対する世間の見方の参考になった。「利子」はいいが、「高利」は忌避され死後は地獄にまで送られてしまうらしい。2018/03/13

ふら〜

1
説話もふんだんに取り入れられてて読みやすいし面白い2012/05/02

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