出版社内容情報
ハロルド・ピンターは不条理劇作家ではない!ピンターの同時代人として日本に作品を紹介してきた著者が、戯曲作品の一つ一つを徹底的に吟味しながら、現代演劇に革命をもたらしたピンター世界の魅力を存分に解き明かす。
内容説明
戦後イギリスの代表的な劇作家で、2005年のノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンター(1930‐2008)。ピンターの同時代人として日本に作品を紹介してきた著者が、戯曲作品の一つ一つを、そして、その戯曲の台詞の一語一語を丁寧かつ徹底的に吟味しながら、現代演劇に革命をもたらしたピンター世界の魅力を存分に解き明かす。
目次
ハロルド・ピンターと三つの日付
劇作家の形成
劇作家の登場
組織の暴力
崩壊する家庭
場所を失った人々
アイデンティティの混乱
場所をめぐる争い
時間と記憶
暴力体制の諸相
死の影の下で
劇作家としてのハロルド・ピンター
著者等紹介
喜志哲雄[キシテツオ]
1935年生れ。京都大学大学院修了。京都大学教授を経て、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。