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出版社内容情報
科学と哲学と想像力の有機的構成を模索する初期論考5篇。新しい科学時代にふさわしい思考原理を創出するまでのバシュラールの思索の道程を示す。(カンギレム編)
内容説明
新しい科学時代にふさわしい思考原理をもとめて、科学と哲学と想像力の有機的構成を模索する初期論考5篇(G.カンギレム編)。現実と想像力の相互補完性という新たな哲学的原理を創始するまでの認識論の道程を示す。
目次
本体とミクロ物理学
奇想と細密画としての世界
光と実体
認識論の境界概念についての予備的批判
論証的観念論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
8
科学は論理主義では組み尽くせないとする後の著者は、Aと非Aを対立でなく補完関係と捉え、両者の弁証法的作業によって事象に接近する過程を合理性と見なした(『適応合理主義』)。G・カンギレムの編集による本書には、後年の著者の姿勢を垣間見られる5本の初期論文が収録される。相対性理論後の20世紀科学を背景に、光化学の近代史を扱う「光と実体」では、光を実体と捉えた18世紀化学が「吸収」概念を直観的に扱って認識論的障害に遭遇し、振動の数学化や質料概念の修正を経てエネルギーの量子化や色彩の構成化をもたらす過程を検証する。2024/11/11
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