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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
83
絵本作家の中川ひろたかさんが、1980年から30年以上暖めてきた構想がカタチになった絵本。小さな子供の手や、大きな大人の手。あそぶ手、つかう手、つくる手、話す手、読む手、かなでる手、みせる手、つたえる手、いのる手、つつむ手、ぼくの手、わたしの手。さまざまな手を通して見えてくる、いろんな表情、その人の歴史、未来への希望。白黒のシンプルな写真なのに、「はっ」とさせられることが多かった。手から手へ。バトンは伝わっていく。2016/09/09
kimi
77
いつだって、手をつないでいた記憶は消えないはずなのに忘れてしまう。この本は白黒だけれど、だからこそぬくもりを思い出す。2016/03/27
たまきら
36
読み友さんの感想を読んで。自分だったらどんなところを見るかなあ…と思いながら眺めました。赤ちゃんの小さい手が、どんどんそれぞれのしたいことになじんで、こなれていく。うん、わたしはその人のことが伝わってくる手が好き。職人さんの手とか。格闘家のボロボロのこぶしとか。自分でも好みの手を集めて作ってみたいな、なんて思っちゃいました。2024/03/31
じょんじょん
28
もふもふ@ときどき夕焼けハンターさんの読書レビューを拝見して図書館で借りてきました。モノクロ写真絵本の いろいろな手、若い手、紡ぐ手、つながる手、守る手、癒される手、さまざまな手から、さまざまな人生を感じることができます。文章という表現方法も素晴らしいけど、写真という表現も素晴らしい。切り取られた一瞬は永遠の一瞬、輝き続けますね。今を今のひと時を大切に生きなければと感じる素敵な絵本でした。2016/12/18
ぱお
26
手にも表情がある、歴史がある。何度も読みたくなる絵本です。2014/12/12