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内容説明
古来、中国そして東アジア各国においては、為政者がいかにあるべきかを説くために、他者や過去の出来事を鑑として戒めとすべき手本を示した「勧戒画(鑑戒画)」が利用されてきた。なかでも中国帝王にまつわる故事を取り上げたものは「帝鑑図」と称され、〓風や障壁画など室礼や儀礼空間の荘厳として、また、挿絵となり物語と共に『帝鑑図説』として版本化され、東アジアの文化の基底として大きな影響を与えてきた。本書では、日本における帝鑑図・帝鑑図説の諸作品を美術史・文学研究の第一線の視点より、多角的に考察。通説を再検討し、「帝鑑図」とは何か、という基本的な定義を問い直す画期的成果。豊富な図版資料また国内作品の網羅的リストも具備した、東アジア文化史研究における必携の一冊!
目次
資料編(カラー口絵;モノクロ資料)
解題編(狩野山楽「帝鑑図押絵貼〓風」(東京国立博物館)
「帝鑑図〓風」(永青文庫)(熊本県立美術館寄託)
狩野探幽他「帝鑑図〓風」(東京国立博物館) ほか)
論考編(帝鑑図;帝鑑図説;附録)
著者等紹介
小助川元太[コスケガワガンタ]
1966年生まれ。愛媛大学教育学部教授。専門は中世日本文学(主に軍記物語・説話)
薬師寺君子[ヤクシジキミコ]
1971年生まれ。東京文化財研究所客員研究員。専門は日本近世美術史
野田麻美[ノダアサミ]
1979年生まれ。神戸大学大学院人文学研究科専任講師。専門は日本美術史(近世絵画)
水野裕史[ミズノユウジ]
1981年生まれ。筑波大学芸術系准教授。専門は日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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