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目次
図版編(修理後写真/東福寺本・根津美術館本;第五〇号写真/エルミタージュ美術館本;修理工程写真/東福寺本・根津美術館本;五百羅漢図下絵写真/東福寺第五〇号復元模写;五百羅漢図本紙表面書入れおよび「東福寺」印一覧)
各論編(保存修理事業の概要;明兆筆五百羅漢図序論;五百羅漢図軸木銘文にみる制作と修理の諸問題;明兆筆五百羅漢図をめぐる諸問題;東福寺の再興と明兆;羅漢供祭文について;五百羅漢図修理の特殊性―画期的な合同修理事業を振り返る)
コラム編(修理前調査にみる現状と修理の要点;本紙表面からの補絹方法の模索;解体修理における肌裏紙の除去と永徳二年銘文の発見;新肌裏紙の色調整について;五百羅漢図の復元模写)
資料編(五百羅漢図軸木銘文集;五百羅漢図関係史料;五百羅漢図修理関係年表;五百羅漢図修理一覧)
著者等紹介
石川登志雄[イシカワトシオ]
1955年生まれ。京都大学文学部国史学科卒。京都府教育委員会文化財保護課技術職員、京都造形芸術大学芸術学部歴史遺産学科准教授、京都産業大学文化学部教授を経て、現項、同客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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健
6
昨年、東京国立博物館で開催された『東福寺展』で展示された50幅の五百羅漢図。伝説の絵師、明兆が描いたとのこと。早速観てきて、600年位前に描かれたとは思えない鮮やかな作風に魅了されたのだけど、展覧会図録では小さな絵柄しか載っておらず、じっくり見たいと探して見つけた大判で高額な研究書。図書館から借りてきてじっくり堪能しました。後半に掲載の研究文書はパスしたけど、作品は大変面白かったです。また、この作に先行して中国伝来の大徳寺版という100幅の羅漢図があるとのこと。研究本があるので次はそれを借りてきます。2024/09/13