出版社内容情報
山本達夫[ヤマモトタツオ]
著・文・その他
内容説明
一次史料に基づくナチスのユダヤ企業政策研究。ユダヤ人政策を社会経済的観点から追究し、職業官吏制度再建法やニュルンベルク法、ユダヤ人居住地が次々と襲撃・放火された「水晶の夜」に新たな解釈を提起。また、ナチス経済社会体制の矛盾と葛藤、政策的対応を詳述。経済の脱ユダヤ化(アーリア化)政策に関する初の研究書。
目次
序章 第三帝国の社会史と経済の脱ユダヤ化
第1章 職業官吏制度再建法と官吏のナチ化
第2章 ニュルンベルク法
第3章 四カ年計画の始動と第三帝国の経済社会体制
第4章 四カ年計画の影響
第5章 営業経済組織への抵抗
第6章 営業経済組織秩序への挑戦―AdefaとADEBE
第7章 経済の脱ユダヤ化とアーリア化
第8章 オーストリアにおける供給過剰の除去
第9章 十一月ポグロムと経済の脱ユダヤ化政策の収束
終章 まとめと今後の課題
著者等紹介
山本達夫[ヤマモトタツオ]
1962年山口県に生まれる。山口大学、千葉大学、東京外国語大学、ゲッティンゲン大学で西洋史・ドイツ近現代史を学ぶ。博士(文学、福岡大学)。現在、非常勤講師として西洋史、ドイツ語を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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