内容説明
東アジアには古代より様々な都市があり、異国からの人々が行き交い、交流があった。古代の大和・河内にはどのようにして渡来人が定着したのか。日本の都城などに築かれた官大寺や祭祀施設と、中国・契丹などの首都に造られた寺院や施設にはどのような共通点があるのか。アジア各地の都市は宗教とどのようにかかわり、どのように構築されてきたのか。アジアにおける都市構造と宗教儀礼空間の関係を検討する。
目次
第1部 大和・河内の遺跡と渡来人(磐余池と磐余池上陵―磐余地域の土地利用;古墳時代前期の近畿地方における朝鮮半島系土器の様相)
第2部 飛鳥・平城の祭祀と仏教(両槻宮・天宮と長安郊外の甘泉宮通天台;薬師寺と長屋王;平城京外京論)
第3部 日唐交流と都城・寺院(唐長安城・洛陽城の儀礼空間―発掘遺構を中心に;義真と天台教学の出会い―法進・慈賢との関わりから;摂関期の平安歌人と四天王寺)
第4部 アジアの都市と仏教(足利義満・義持期の禅宗仏事と公武社会;規庵祖円の拝塔嗣法をめぐる京都・鎌倉の禅宗社会;文献史料よりみるベトナム李陳朝期タンロン都城の仏寺建立)



