古文書修復講座―歴史資料の継承のために

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  • サイズ B5判/ページ数 192p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784585320357
  • NDC分類 014.6
  • Cコード C1021

内容説明

歴史資料を残し、伝えていくために―。日本においては、歴史を伝える資料、特に古文書・古記録などの紙の資料が多く残されている。これらは博物館や資料館、図書館などで管理されているもののみならず、民家の母屋や土蔵の奥深く、さらには襖の中の下張りとして残され、虫損・破損・水損など、さまざまなリスクに囲まれている。傷んでしまった紙資料にはどのように対処するのか。また、それらの資料はどのように整理するのか。長年にわたり、古文書の調査のみならず保存・整理の方法論を検討し、歴史資料の取り扱いかたのレクチャーを行ってきた神奈川大学日本常民文化研究所のノウハウ・知見を、豊富なカラー写真とともに余すところなく紹介。博物館・資料館・図書館等、古文書を取り扱う方々に必携の書。

目次

実習1 記録・解体(修復を要する史料と要しない史料;いろいろな修復方法;修復(裏打ち)の前準備)
実習2 修理―古文書の裏打ちと繕い(修理を施す前に;裏打ち;繕い;プレス乾燥(直接湿式・間接湿式))
実習3 復原(復原(復元)とは
復原の道具
仮張りからの剥離
状物の化粧裁ち
縦帳の製本)
実習4 下張り文書の〓離と洗浄(神奈川大学にて下張り文書の〓離作業をはじめた経緯;襖の構造;道具について;糊はがし剤・浸透剤について;剥離の作業手順;下張り文書の洗浄;附論 屏風・襖の解体方法)
実習5 整理(史料整理の考え方―群としての史料整理;下張り文書の整理から活用へ;史料調査の記録)

著者等紹介

関口博巨[セキグチヒロオ]
1960年生まれ。神奈川大学国際日本学部准教授。専門は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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