内容説明
韓愈・柳宗元・劉禹錫・白居易・元〓(しん)、遠流の憂き目の中で、中国史上に燦然と輝く詩を創った士人たち…。彼らの詩を丹念に読み解きその事跡を追いながら、悲劇が詩を「豊か」にする過程を明らかにする。
目次
導論 執着から超越へ―貶謫文化と貶謫文学の概要
第1章 元和の文化精神と五大詩人の政治的悲劇
第2章 五大詩人の生命の零落と苦悶
第3章 五大詩人の執着意識と超越意識
第4章 屈原から賈誼に至る貶謫文化発展の軌跡
第5章 元和の貶謫文学における悲劇的精神と芸術的特徴
著者等紹介
尚永亮[ショウエイリョウ]
1956年生まれ。武漢大学文学院教授。専門は漢唐文学・中国文学批評史
愛甲弘志[アイコウヒロシ]
1955年生まれ。京都女子大学文学部教授。専門は中晩唐文学・日本漢詩
中木愛[ナカキアイ]
1978年生まれ。龍谷大学准教授。専門は白居易など中唐の詩文
谷口高志[タニグチタカシ]
1977年生まれ。佐賀大学准教授。専門は唐宋の詩文(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。