内容説明
老子五千余言、その原形を読む。新出土資料を最大限に活用、最古の「老子道徳経」写本全文に訳注・校注を施す。現代語訳、巻末には索引を付し、押韻を含めた文章の音声の側面にも留意、必要な説明を加えた。また現行諸本との緻密な本文対照により、「老子」テキスト変遷の通観も可能にする。
目次
帛書老子(道経)(西漢竹書老子下経)(道の道う可きは(道可道也)
天下は皆美の美為たるを知り(天下皆知美之為美)
賢を上ばざれば(不上賢)
道は沖なり(道沖) ほか)
帛書老子(徳経)(西漢竹書老子上経)(上徳は徳せず(上徳不徳)
昔より一を得たる者(昔之得一者)
上士は道を聞いて(上士聞道)
反するは(反也者) ほか)
著者等紹介
小池一郎[コイケイチロウ]
同志社大学言語文化教育研究センター名誉教授。中国古典の思想と文学、老子・柳宗元・漢訳仏典・老乞大等を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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