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戦争社会学研究
戦争社会学研究〈vol.1〉ポスト「戦後七〇年」と戦争社会学の新展開

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784585232810
  • NDC分類 391.1
  • Cコード C3030

出版社内容情報

戦争や軍事は、人文社会科学にとって、私たち「人間」が群れを作り、他者と関わりながら自由と平等、秩序や安全を折りあわせる場である「社会」の存立そのものに関わる根本的な領域である。あまりに重要すぎて、すべてに透徹する真理、すべての人を納得させる原理・原則はないと考えた方がよい。私たちが自由な社会にいる以上、様々な立場があって当然な対象領域である。
それゆえ、ここで求められているのは、巨大な社会問題としての戦争と軍事を、市民が討議するための題材の提供や論点の整理であり、討議をより活発にし有意義にするための創発となることである。

巻頭言 『戦争社会学研究』創刊にあたって 野上元

特集1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開
 特集企画にあたって―ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開 福間良明
 「戦争社会学」が開く扉 野上元
 感謝の発露と美化批判―ポスト戦後七〇年の対立軸 井上義和
 「特攻による活入れ」という衝撃―「記憶の継承から遺志の継承へ」モデルの批判的検討 蘭信三
 シズメとフルイのアップデート 西村明

特集2 「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して
 企画の趣旨、そしてそれをさらに「越える」ために 柳原伸洋
 「防空」という視座―「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ 長志珠絵
 ダーウィン空襲の記憶―「オーストラリア国防の最前線」を語り継ぐ 鎌田真弓
 軍事化に抗する「戦争の記憶」―ドレスデン「〈一九四五年二月一三日〉協会」の歩み 木戸衛一
 社会学はいかに空襲を記述できるのか? 木村豊
 空襲の記憶とポスト戦後 西村明

投稿論文
 一九五〇年代末―七〇年代初頭のSF ショート・ショート作品における核エネルギー表象 森下達

編集後記 西村明

戦争社会学研究会[センソウシャカイガクケンキュウカイ]
編集

目次

特集1 ポスト「戦後70年」と戦争社会学の新展開(ポスト「戦後七〇年」と戦争社会学の新展開―特集企画にあたって;「戦争社会学」が開く扉;感謝の発露と美化批判―ポスト戦後七〇年の対立軸;「特攻による活入れ」という衝撃―「記憶の継承から遺志の継承へ」モデルの批判的検討;シズメとフルイのアップデート)
特集2 「空襲の記憶」の境界―時間・空間・学問を越境して(企画の趣旨、そしてそれをさらに「越える」ために;「防空」という視座―「防空」と「空襲」/「空爆」のあいだ;ダーウィン空襲の記憶―「オーストラリア国防の最前線」を語り継ぐ;軍事化に抗する「戦争の記憶」―ドレスデン「“一九四五年二月一三日”協会」の歩み;社会学はいかに空襲を記述できるのか?;空襲の記憶とポスト戦後;投稿論文 一九五〇年代末~七〇年代初頭のSFショート・ショート作品における核エネルギー表象)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Keiichiro

0
戦争社会学とは何かを知りたい人はここから入るとよい。しかし歴史学の守備範囲であろうこともあり、単純な線引きは危険。2018/04/02

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