内容説明
新資料をもとに、植民地期における朝鮮説話研究の実像に迫る。植民地朝鮮における民俗学・説話学の展開を視座に日本語朝鮮説話集及び朝鮮民俗学史を考察。朝鮮民俗学が帝国日本の中で形作られていったことを解明する。
目次
第1編 日本語朝鮮説話集と新羅神話・伝説(植民地期における朝鮮説話集の性格;日本語朝鮮説話集と新羅の発見;植民地期における新羅説話の解釈 ほか)
第2編 「韓国併合」後における日本語朝鮮説話集(高橋亨と『朝鮮の物語集』における朝鮮人論;清水兵三の朝鮮民謡・説話論;新義州高等普通学校作文集『大正十二年伝説集』 ほか)
第3編 朝鮮民俗学会の成立と民俗学者の活動(植民地期における朝鮮学・民俗学・孫晋泰;朝鮮民俗学会の成立とその活動)
著者等紹介
金廣植[キムクァンシク]
1974年韓国生まれ。東京学芸大学大学院修了(学術博士)。國學院大學兼任講師、横浜国立大学・東京学芸大学・埼玉大学など非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。