メキシコのゆくえ―国家を超える先住民たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784585230199
  • NDC分類 316.856
  • Cコード C1039

内容説明

「複数文化構成」を掲げる国家の光と影。先住民、移民、メキシコ系アメリカ人といった周縁的人びとが創り出すトランスナショナルな文化空間。宗教対立、民族自治運動、移動を視座の中心に据え、ローカル、ナショナル、グローバルな状況がせめぎあうメキシコの姿から、これからの国家と国民のありかたを問う。

目次

第1章 国家の先住民統合政策―国立先住民庁(一九四八‐二〇〇三年)を中心に
第2章 国勢調査と国立人類学博物館
第3章 グローバル化時代の先住民社会の変容―ミヘの例
第4章 カトリック教会の布教とプロテスタントの挑戦―ミヘの例
第5章 民族の運動―先住民運動に参加するまでのミヘの遠い道のり
第6章 先住民の移動とローカルな共同体・地域の変革の可能性―オアハカ州のトランスボーダーとトランスナショナルな移動の例から
第7章 トランスナショナル文化共同体へ―メキシコ人の移動がもたらすもの

著者等紹介

黒田悦子[クロダエツコ]
東京大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。社会学博士。専門、文化人類学。国立民族学博物館助教授、教授、甲南女子大学教授を経て、国立民族学博物館・総合研究大学院大学名誉教授。1999年度、大同生命地域研究奨励賞受賞。メキシコ、スペイン、アメリカ合衆国、カナダなどにて調査研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品