出版社内容情報
邪馬台国問題が、旧石器捏造事件によく似てきている―。
奈良県桜井市の纒向(まきむく)遺跡から、ベニバナの花粉が出土した。一部の人々が主張するように、ベニバナは『魏志倭人伝』に登場する「絳(こう・あか)」と結びつくのだろうか。「解釈の捏造」と呼ぶのがふさわしい古代史のスキャンダルを、邪馬台国研究の第一人者が徹底批判。邪馬台国の真実はどこにあるのか。
内容説明
奈良県の纒向遺跡からベニバナの花粉が出土した。このベニバナは、はたして『魏志倭人伝』の記述と結びつくのか?歴史を捏造する考古学を邪馬台国研究の第一人者が徹底批判。
目次
第1章 ベニバナ論争
第2章 『魏志倭人伝』から出発すれば、…
第3章 鉄剣・鉄刀・鉄矛問題と、「棺あって槨なし」問題
第4章 「桃の核と大型建物」論争
第5章 「朱」と「卜占関係遺跡遺物」
著者等紹介
安本美典[ヤスモトビテン]
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集顧問。情報考古学会会員。専攻は、日本古代史、言語学、心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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