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インドの奥地に住む先住民の美しいアート、ミティラー画を求めてずんずんずんずん旅する蔵前仁一のインド奥地紀行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りー
25
タラ・ブックスの本で知った、インド先住民アートの世界。なるほどー、タラ・ブックスが出てくる前から、見る目がある人は注目していたのか。日本には新潟県の十日市町にミティラー画の美術館があるそうで、びっくり。是非行ってみたいです。著者は、描き手が住んでいる村々を訪ねていく。途中までは電車で行くけれど、何処のどの村に壁画があるかは、口コミ頼り。親切な住民の好意でバイクの後ろに乗せてもらって旅をする。女性は絶対に同じことはできないと思うけれど、一緒に旅している気持ちで楽しみました。2021/08/02
booklight
24
3500年前、インドにアーリア人がやってくる前にいた先住民を「アディヴァシー」と呼び、ヒンズー教以前の文化が今も残っている。そのアディヴァシーの絵を求めて蔵前さんがインドの奥地まで歩き回る。『インド先住民アートの村へ』で絵は堪能したのでその前後はどんな感じと思ったらいつもの蔵前さんだった。てくてくいつもの調子でどこまでも行く様子は変わっていない。ほんと、こういうバックパック旅行が好きなんだな。田舎のインドの人も親切なのがいい。こっちから読んでいたら絵のよさに気づかなかったかもと不思議な気持ちになる。2024/09/14
DEE
12
アディヴァシーというインド先住民のアートをめぐる旅の記録。 インドとアートが自分の頭の中でうまく結びつかず、あまり期待せず読み始める。しかしそんな心配は無用で不思議に後を引く面白さ。 中には寝ぼけた子供が左手で書いたような稚拙なものもあるのだけど、これがなかなかいい味を出していてつい欲しくなってしまった。まぁ、こういうのは現地にいるからよく見えるのであって自室では浮きまくる可能性は否定できないのだけれど。 一般旅行者があまり行くことのない地方の写真も旅心をくすぐりまくる。2020/10/02
ガンジス川沐浴子
5
すごく良い本。 白黒文章ページとカラー写真図版ページと交互になっていて、地図で地名を把握しながら旅行を共有しているような気分に。 アディヴァシー(インド先住民)の壁画を探し集めるローカル旅。2021/10/18
Toshi
5
インドの旅のオーソリティ、蔵前仁一さんによる、アディヴァシー・アートを巡る旅の記録。普通の観光客は訪れない街や村を、日本で得た断片的な情報と、おせっかいなインド人に頼りながら、家の壁にしか残っていない希少なアートを探し歩く。言葉も通じない中、辿り着いた小学校で、先生が生徒を集めて「家の壁に絵が描いてある人」と手をあげさせて探り当てるなどのエピソードには笑ってしまった。これらアートはプリミティブだけど、どれも素晴らしく、ぜひ一度本物をこの目で見てみたい。2020/07/30