高天原は関東にあった―日本神話と考古学を再考する

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  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585221838
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1021

内容説明

形象学(フォルモロジー)を基盤に日本の歴史を再構築!!日本古代史の常識を覆す衝撃の一冊!!

目次

第1章 縄文土偶は異形人像である
第2章 神道は形象で表現される
第3章 「国譲り神話」と出雲の銅剣、銅矛、銅鐸
第4章 高原天は関東にあった―鹿島神宮と建御雷神の研究
第5章 「高天原」は「日高見国」であった―縄文・弥生時代=天津神、古墳時代=国津神の時代
第6章 「日高見国」から「大和国」へ―縄文・弥生時代の新しい歴史観
第7章 なぜ卑弥呼神社がないのか―日本のどこにも存在しない「邪馬台国」

著者等紹介

田中英道[タナカヒデミチ]
1942年東京生まれ。歴史家、美術史家。東京大学仏文科、美学・美術史学科卒、ストラスブール大学・東北大学・文学博士、東北大学名誉教授、ボローニャ・ローマ大学客員教授、国際美術史学会前副会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

17
借り本。歴史学者と考古学者、それぞれの弱点(欠点)を克服しようという野心的な著作。たしかに、考古学的な遺物だけで古代史が分かるわけではないし、反対に、文字資料だけで古代史を構成するにも無理がある。双方の研究成果をあわせる学際的な視点が必要なことは一定の研究水準に達した研究者や大学(院)生であれば痛感することだろう。しかし、それを実行するのはなかなか骨が多れることだ。そして、それに手を付けたのが本書だ。2018/02/24

軍縮地球市民shinshin

11
なかなか面白い。著者は西洋美術史が専門だが、最近はなんでもやっている。第1章、土偶のモデルはダウン症などの知的障害者で、縄文時代は兄妹などの近親相姦の結果障害児の出生率が高く、また障害者は霊的感度の高い交信者として畏怖され大事にされていたという。だから呪物として土偶のモデルになったという新説を開陳している。それが室町あたりから「健常者」よりも劣った存在として軽視されたきたらしい。後の章は高天原は関東の鹿島にあり、天孫降臨は関東に起こったという。2017/09/04

くものすけ

1
茨城県にスポットライトを当てて古代史の謎を解いている。千葉県在住ながら茨城の鹿島神宮、香取神宮を参拝したことがなかったので、この連休中に出かけたい。2018/04/29

Hitomi Suganuma

0
古代は障害があっても場合によっては尊敬される 土偶が典型例 なかなか興味深い2019/08/08

Masataka Sakai

0
よー調べてあるわ2018/04/27

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