内容説明
尊王攘夷思想が吹き荒れた激動の時代、外国人たちは数々の襲撃事件や争乱を通して、日本人の愛国心と忠誠心を身を以て体験することになる。当時日本に滞在していた外国人の手記・記録を読み解くことで見えてくる、日本人の愛国心。
目次
第1章 外国人が記録したサムライ(日本人;武士;浪人 ほか)
第2章 外国人が記録した攘夷テロ事件(ヒュースケン殺害事件 万延元年(一八六〇)十二月五日 江戸・麻布
第一次東禅寺事件 文久元年(一八六一)五月二十八日 江戸・高輪
第二次東禅寺事件 文久二年(一八六二)五月二十八日 江戸・高輪 ほか)
第3章 外国人が記録した争乱と戦争(桜田門外の変 万延元年(一八六〇)三月三日
坂下門外の変 文久二年(一八六二)一月十五日
寺田屋騒動 文久二年(一八六二)四月二十三日 ほか)
著者等紹介
北影雄幸[キタカゲユウコウ]
1949年東京都生まれ。早稲田大学卒業。「男の生きざま」をテーマに、武士道と軍人精神の究明に傾倒し、関連書籍の出版を重ねる。『甲陽軍鑑』を、武士道をキーワードに読み解いた『実録・風林火山―「甲陽軍鑑」の正しい読み方』(2007年)にて、第25回日本文芸大賞・歴史文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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天使の奇跡
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外国人が見た日本人(武士道)、浪人、刀、切腹、仇討、赤穂浪士・・・・ 外国人が記録した事件、戦乱、戦争が語られている。 日本史で習った桜田門外の変等 歴史本を読んでいると、教科書では表面しか語られていない。そこから何を学んだろだろうか? 参考文献は、サトウ・オールコックなど知った名前があるけど、知らなかった名前 ミッドフォード・特にたくさん使われていた、ジョンブラックさんの「ヤングジャパン」興味あります。 日本人は外国人からみると理解が難しく、この国と戦うのは怖かったと思います。2016/11/15
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