内容説明
アニミズム的原理をおおもととする大嘗祭を、どのように今の時代の価値観の中に位置づけたらよいのか。民主主義、国民主権という現在の価値観の中で、国民が自ら納得できる説明、論理は形成できるのか。大嘗祭の本質の側から、今とこれからの時代の大嘗祭、ひいては天皇制のあり方を考えるための視座を与える一冊。
目次
『大嘗祭―隠された古層』刊行の意義
大嘗祭と天皇制
秘儀としての大嘗祭―曖昧なる天皇の超越性
シンポジウム討議 大嘗祭―隠された古層
大嘗祭を取材して
座談会 大嘗祭の今とこれから
付録資料 マレー半島セランゴール地方の収穫儀礼
著者等紹介
工藤隆[クドウタカシ]
1942年生まれ。大東文化大学名誉教授
岡部隆志[オカベタカシ]
1949年生まれ。共立女子短期大学名誉教授。専門は日本古代文学、近現代文学、民俗学
遠藤耕太郎[エンドウコウタロウ]
1966年生まれ。共立女子大学文芸学部教授、一般社団法人アジア民族文化学会代表理事。専門は日本古代文学、中国少数民族文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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