内容説明
本書は筆者架蔵本を中心に、その他は公的機関の図書館並びに文庫の蔵書を参照して、六条藤家の六条修理大夫顕季と、顕季の男で、左京大夫顕輔の二歌人の家集、花山院長親の歌学書、新古今歌人であり、且つ、政界にも大なる実力を有した摂政太政大臣良経の自歌合、そして後鳥羽院が主催され、七人の歌人が参加して三体に詠み分けた歌会の書などを翻刻し、解説を加え、更に影印をも付して紹介したものである。
目次
本文翻刻篇(六条修理大夫顕季集;左京大夫顕輔集;耕雲口伝 ほか)
解説篇(『六条修理大夫顕季集』について;『左京大夫顕輔集』について;『耕雲口伝』について ほか)
影印篇(六条修理大夫顕季集;耕雲口伝;後京極殿自歌合 ほか)