内容説明
沖縄初の芥川賞作家・大城立裕。彼の文学の根源と、共に歩んできた沖縄の戦前・戦中・戦後の歴史を貴重な写真と本人による回想で描く。沖縄文学、そして沖縄を理解するための待望の文学アルバム。
目次
アルバム・回想(誕生;小学校時代;中学校時代;東亜同文書院時代 ほか)
書き下ろし「沖縄で文学五十年」(大城立裕)
大城文学を読み解く(大城立裕と中国(川村湊)
占領下の沖縄と大城文学(岡本恵徳)
可視/不可視の暴力と身体のポリティックス―大城作品における「アメリカ」「基地」表象(本浜秀彦)
歴史の決算―大城文学と琉球・沖縄の歴史(仲程昌徳) ほか)
著者等紹介
黒古一夫[クロコカズオ]
筑波大学図書館情報学系教授、文芸評論家
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